【実録】マンジャロ初回注射の体験談と副作用

目次

いざ、初回注射の日 – ドキドキの瞬間

クリニックから帰宅して3日後、ついにマンジャロ初回注射の日がやってきました。

処方されたのは、マンジャロ2.5mgのペン型注射器。思っていたよりもコンパクトで、太めのボールペンくらいの大きさでした。薬局で受け取る時、薬剤師さんから保管方法について詳しく説明を受けました。

「冷蔵庫で2〜8度で保管してください。凍らせないように、野菜室がおすすめです。使用する30分前に室温に戻してから注射してくださいね」

家に帰って、さっそく冷蔵庫の野菜室にしまいました。子どもたちに見つからないように、野菜の奥の方に隠すように置いて。「ママ、それなあに?」と聞かれたらどう答えようかと、ちょっとドキドキしました。

注射を打つ日は土曜日の朝に決めました。もし副作用が出ても、週末なら仕事に影響がないし、夫も家にいるので子どもたちの面倒を見てもらえると思ったからです。

金曜日の夜は、緊張でなかなか眠れませんでした。「明日から私の人生が変わるかもしれない」という期待と、「失敗したらどうしよう」という不安が入り混じって、複雑な気持ちでした。YouTubeで注射の打ち方動画を何度も見返して、イメージトレーニングをしました。

注射の手順 – 意外と簡単だった自己注射

土曜日の朝6時、子どもたちがまだ寝ている静かな時間に、いよいよ初回注射に挑戦しました。

まず、冷蔵庫から取り出したマンジャロを30分間室温に戻しました。この間に、注射する場所を決めます。お腹、太もも、二の腕のいずれかに打つことができるそうですが、私は一番打ちやすそうなお腹を選びました。

アルコール綿で注射部位を消毒して、いよいよ本番です。

ペン型注射器のキャップを外すと、細い針が見えました。思っていたよりもずっと細くて、これなら大丈夫かも、と少し安心しました。

お腹の皮膚を軽くつまんで、針を90度の角度で刺します。

「えい!」

思い切って刺してみると…

「あれ?」

拍子抜けするほど、痛みがありませんでした。本当にちょっとチクッとした程度。採血の針の方がよっぽど痛いです。

注射器のボタンを押して、薬液を注入。5秒間そのまま押し続けて、ゆっくりと針を抜きます。注射した部位を軽く押さえて、終了。

時間にして1分もかかりませんでした。

「これなら続けられる!」

正直、こんなに簡単だとは思いませんでした。歯医者の麻酔注射の方が100倍痛いです(笑)。

注射後、少し注射部位が赤くなりましたが、30分ほどで消えました。腫れや痛みもなく、普通に動けました。

初回後の副作用 – 予想外の体調変化

注射を打って2時間後、最初の変化を感じました。

なんとなく、胃がムカムカするような感覚。つわりの軽い版というか、車酔いの初期症状というか…「あ、これが副作用かな」と思いました。

でも、日常生活に支障が出るほどではありませんでした。子どもたちの朝ごはんも普通に作れたし、掃除や洗濯もいつも通りできました。

ただ、いつもなら子どもたちの残したパンを「もったいない」と食べていたのに、この日は全く食べる気になりませんでした。むしろ、食べ物を見ると少し気持ち悪くなるような感覚がありました。

お昼になっても、あまりお腹が空きません。いつもなら「お腹すいた〜!何食べよう!」となるのに、「別に食べなくてもいいかな」という感じ。結局、お味噌汁とおにぎり1個だけで満足してしまいました。

夕方になると、少し頭痛がしてきました。これも副作用の一つだと聞いていたので、水分をしっかり摂るようにしました。

夜は、子どもたちと一緒に夕食を食べましたが、いつもの半分くらいの量で「もうお腹いっぱい」という感覚に。不思議な感じでした。食べられないわけではないけど、食べたいと思わない。初めての感覚でした。

就寝前には、軽い便秘気味になりました。これも一般的な副作用の一つだそうです。

初日の副作用をまとめると:

  • 軽い吐き気(2〜3時間続いた)
  • 食欲の明らかな低下
  • 軽い頭痛(夕方から夜にかけて)
  • 便秘傾向

どれも「軽い」レベルで、仕事や育児に支障が出るほどではありませんでした。

2日目以降の変化 – 徐々に慣れていく身体

日曜日(2日目)の朝、目覚めると吐き気はほとんどなくなっていました。ただ、食欲は相変わらず低下したまま。朝食はコーヒーとヨーグルトだけで十分でした。

この日、家族で近くの公園に出かけましたが、いつもなら「お昼は何食べる?」と楽しみにしているのに、全然お腹が空きません。子どもたちはマクドナルドを食べていましたが、私はサラダとナゲット3個で満足。夫が「大丈夫?」と心配するほどでした。

3日目(月曜日)は仕事でした。朝の通勤電車で少し気持ち悪くなりましたが、これは満員電車のせいかもしれません。

職場でのランチタイムが一番の変化を感じた瞬間でした。いつも同僚と社食に行くのですが、メニューを見ても「食べたい」と思うものがない。結局、サラダとスープだけにしました。

「ダイエット中?」と聞かれて、「ちょっとね」と曖昧に答えました。マンジャロのことは、まだ誰にも言いたくありませんでした。

4日目以降は、身体が薬に慣れてきたのか、副作用はほとんど感じなくなりました。ただ、食欲の低下は続いていて、これが一番の効果だと実感しました。

1週間経って気づいたこと:

  • 間食を全くしなくなった
  • 夜遅くに食べたいと思わなくなった
  • 少量で満足できるようになった
  • 甘いものへの欲求が激減した

特に驚いたのは、大好きだったチョコレートを見ても「食べたい」と思わなくなったこと。職場の引き出しに入れっぱなしのチョコレートが、1週間手つかずのまま残っていました。

日常生活への影響 – 家事・育児との両立

マンジャロを始めて一番心配だったのは、副作用で家事や育児ができなくなることでした。でも、実際にはそんな心配は杞憂に終わりました。

確かに初日は軽い吐き気がありましたが、動けないほどではありません。子どもたちの世話も、いつも通りできました。

むしろ、食欲が落ちたことで、料理中の味見や、子どもの残り物を食べることがなくなり、結果的に家事がスムーズになった気がします。

「ママ、これ食べて」と子どもが差し出したお菓子も、「ママはお腹いっぱいだから、〇〇ちゃんが食べて」と自然に断れるようになりました。以前なら、断ると子どもが悲しむかもと思って、無理してでも食べていたのに。

仕事面では、午後の眠気が減ったのが嬉しい変化でした。いつもランチ後は眠くて仕方なかったのが、軽い食事で済ませるようになってから、午後も集中力が続くようになりました。

ただ、水分摂取には気をつけるようになりました。食事量が減ると、食事から摂取する水分も減るので、意識的に水やお茶を飲むようにしています。1日2リットルを目標に、こまめに水分補給をしています。

医師や薬剤師から受けた注意点

初回の注射後、1週間後にクリニックでフォローアップの診察がありました。

医師からは、「順調に適応できているようですね」と言われ、安心しました。そして、改めていくつかの注意点を指導されました。

【医師からの注意点】

  1. 水分をしっかり摂ること(1日1.5〜2リットル)
  2. たんぱく質を意識的に摂取すること
  3. 急激な食事制限はしないこと
  4. 便秘対策として食物繊維を摂ること
  5. 激しい運動は避けること(最初の1ヶ月は)
  6. アルコールは控えめに
  7. 体調が悪い時は無理せず相談すること

特に強調されたのは、「マンジャロは食欲を抑える薬であって、食べてはいけない薬ではない」ということ。必要な栄養はしっかり摂るようにと言われました。

薬剤師さんからも、追加のアドバイスをもらいました。

【薬剤師からのアドバイス】

  • 注射は毎週同じ曜日、同じ時間帯に打つこと
  • 注射部位は毎回変えること(同じ場所に打ち続けない)
  • 皮下脂肪の多い部位を選ぶこと
  • 注射後は激しくこすらないこと
  • 旅行などで持ち運ぶ時は保冷バッグを使うこと

また、「GLP-1受容体作動薬は、継続することで効果が出る薬です。1〜2週間で劇的に痩せるものではないので、焦らず続けてください」と励まされました。

初回注射から1週間の体重変化

そして、運命の体重測定。マンジャロを始めて1週間後の結果は…

67.2kg → 65.8kg

マイナス1.4kg!

正直、もっと減るかと期待していた部分もありましたが、1週間で1.4kgなら十分です。しかも、特別な運動をしたわけでもなく、ただ食欲が自然に落ちただけでこの結果。

何より嬉しかったのは、「我慢している」感覚がないこと。ダイエットにつきものの「食べたいのに食べられない」というストレスが全くないんです。

お腹も少しへこんだ気がして、パンツのウエストに余裕ができました。

まとめ – 初めて使う人へのアドバイス

マンジャロの初回注射を終えて1週間。私からこれから始める人へのアドバイスをまとめます。

【注射について】

  • 思っているほど痛くないので安心して
  • 最初は緊張するけど、2回目からは楽勝
  • YouTubeで予習しておくと安心
  • 家族が寝ている静かな時間がおすすめ

【副作用対策】

  • 初回は週末など、ゆっくりできる日を選ぶ
  • 水分補給を忘れずに
  • 無理に食べようとしない
  • 便秘対策にヨーグルトや食物繊維を

【心構え】

  • 即効性を期待しすぎない
  • 体重より体調の変化に注目する
  • 食欲が落ちても最低限の栄養は摂る
  • 不安なことは医師に相談する

【家族への対応】

  • 可能なら家族に伝えておく
  • 食事を残すことへの理解を得る
  • 子どもには「ママは小食になった」程度の説明でOK

私の場合、夫には正直に話しました。最初は「薬に頼るの?」と心配されましたが、医師の指導のもとで行っていること、健康のために必要だということを説明したら理解してくれました。

子どもたちには詳しいことは言わず、「ママはちょっとダイエット中なの」とだけ伝えています。

初回の注射は、正直怖かったです。でも、やってみたら「なんだ、こんなものか」という感じでした。副作用も想像していたより軽くて、日常生活にはほとんど影響ありませんでした。

何より、自然に食欲が落ちて、無理なく食事量が減らせるのが画期的でした。これまでのダイエットは「我慢」の連続でしたが、マンジャロは「食べたくない」から食べない。この違いは本当に大きいです。

もちろん、これは私個人の体験であり、効果や副作用には個人差があります。でも、産後太りに悩み、忙しくてダイエットができないと諦めていた私にとって、マンジャロは新しい希望となりました。

次回は、1ヶ月続けてみての体重や体調の変化について、詳しくレポートします。写真付きで、リアルな変化をお見せしたいと思います!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次